函館山からの眺望に「三つ星」…ミシュラン旅行ガイド日本編
update 2011/5/12 10:05
世界の観光地を格付けした旅行ガイドの日本編「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の改訂版(13日発売)で、函館など道南が初めて評価され35カ所が掲載された。旅行者へのおすすめ度を示す星はうち19カ所に付けられており、中でも「函館山からの眺望」は最高評価「わざわざ旅行する価値がある」の「三つ星」が付けられた。
日本ミシュランタイヤ(東京)が11日に発表した。日本政府観光局(JNTO)によると、同ガイドは2009年に初版を発行し、今回が初めての改訂となる。評価は三つ星のほか、「寄り道する価値がある」二つ星、「興味深い」一つ星、星なしの分類。
函館についてはこれまで掲載されていなかったが、今回新規で載った。「函館」そのものは札幌と同じ一つ星で、「五稜郭跡」や「元町坂」「旧函館区公会堂」など6カ所が二つ星の評価を受けた。最も高い評価を受けた「函館山からの眺望」の三つ星は、道内では5カ所のみ。近郊では「大沼」が一つ星で、「松前」と「亀田半島」が星なしの掲載となった。
フランス人ライターが日本を訪れ、取材した内容から評価。@旅行者がその観光地を訪れた時に受ける第一印象A場所の知名度B文化財の豊かさC作り物ではない本物としての魅力と調和―など9つの基準に沿って決定した。
北海道は今回の改訂で特に充実した地域。摩周湖や阿寒湖などが新たに掲載され三つ星評価を受けたほか、札幌の雪まつりなどは前回から盛り込まれている。また、知床国立公園は前回の二つ星から三つ星に上がった。
今回の評価について函館市の工藤寿樹市長は「全国に数ある観光地のなかで函館山からの眺望が三つ星となったことは大変喜ばしい。今後も注目され、評価される魅力的な国際観光都市となるよう努力する」とコメントした。
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