松前神楽や舞を奉納 戦没者を慰霊…函館護国神社例大祭本祭
update 2011/5/12 10:04
函館護国神社(真崎不二彦宮司)の例大祭本祭が11日、開かれた。本殿前で松前神楽や舞踊などが奉納され、戦没者を慰霊した。
同神社には、箱館戦争から第二次世界大戦までの戦没者計約1万3000柱が祭られている。例大祭は1869(明治2)年、箱館戦争で新政府軍の総攻撃で勝利が決まった5月11日に合わせて行っている。
この日は各市町村の遺族会などから約300人が出席。祭主一拝、献花、献茶、舞楽の奉納などに続き、同神社の大橋東城(はるき)禰宜が松前神楽「翁(おきな)」を奉納した。
例大祭では初めてとなる「翁」は、背が高くて心優しい身体堅固の老翁が、延命息災、立身出世を祈る舞い。福禄寿(七福神の一つ)の備わった最もめでたい一人舞で、松前神楽でも難しいとされる秘曲に、参加者は熱心に見入っていた。
最後に日本舞踊の花泉舞衛さんが「瞼の母」を奉納。熱演に涙を流す人も見られた。
提供 - 函館新聞社
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