復興願う「癒やし」の音色
update 2011/5/9 11:38
音楽が持つ癒やしの力で東日本大震災の被災地復興を支援しようと、チャリティーコンサートが8日、函館市五稜郭町37の市芸術ホールで開かれた。同コンサートの趣旨に賛同した音楽家24人がステージに立ち、思いのこもった演奏を披露。会場を訪れた300人の聴衆から大きな拍手を受けていた。
市文化・スポーツ振興財団主催。被災地からの避難者や市民に音楽で心の安らぎを感じてもらいたいと無料でで開催し、出演者も無償で出演した。会場入り口には復興に役立ててもらおうと募金箱も置かれた。
コンサートはクラシック、邦楽と多彩なジャンルの曲が演奏された。ソプラノの次藤正代さん、畑野祥子さん、ピアノの伊藤亜希子さんによる3人編成の「ラ・ソリダリテ」は「見上げてごらん夜空の星を」など7曲を演奏。美しい歌声が会場に響き渡った。箏奏者の宮崎加奈古さんは吉崎克彦さん作曲の「PRIZM(プリズム)」で雅な音色を奏で、幻想的な雰囲気を作り上げた。
友人とともに会場を訪れた市内在住の公務員、寺川亜希さん(34)は「コンサートの趣旨に共感し参加した。恩師のステージも12年ぶりに目にすることができ感激」と話していた。
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