10年前の自分からエール届く 日吉が丘小でタイムカプセル開封

update 2011/5/5 10:50


 函館日吉が丘小で4日、2001年に封をしたタイムカプセルの開封式が行われた。当時の卒業生や担任、保護者ら約50人が参加。思い出話に花を咲かせた。

 同タイムカプセルは、2000年度第37回卒業生による取り組み。10年後の2011年にみんなで開封しようと、将来の自分に向けて書いた手紙などをプラスチック製のポールに入れて校庭のサクラの下に埋めていた。

 卒業生らは久々の再会に終始笑顔。ポールが掘り起こされると歓声が起こった。

 すっかりタイムカプセルの存在を忘れていたという萩沢武志さん(22)は「夢に向かって頑張れ≠ニ書かれていた。10年後には働いている自分を想像していたようだが、実際はまだ学生。改めて頑張りたいと引き締まる思い」とうれしそうに手紙を見つめた。一方、今年4月から福島市で働き始めた鈴木裕香さん(22)は「福島市も震災の影響がいたるところに出て、気持ち的にもつらいと感じることも多い。でも、手紙には今も頑張っているから未来の自分も頑張れ≠ニ書いていた。昔の自分に励まされた」とうっすら涙を浮かべて話していた。

提供 - 函館新聞社


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