副市長、教育長が辞職…函館市

update 2011/4/29 10:29


 函館市の工藤寿樹市長に辞職の意向を伝えていた特別職5人のうち、谷沢広副市長(62)、小柏忠久副市長(63)と多賀谷智教育長(63)が30日付で辞任することが決まった。中林重雄企業局長(62)と近江茂樹常勤監査委員(62)は工藤市長から慰留を受け、続投する。

 谷沢氏は2007年7月、前市長の要請で北海道ガス函館支店長から転じ、函館市では戦後初の民間出身副市長となった。経済、建設、企業会計関係などを担当した。

 小柏氏は1971年、道教育大函館分校(当時)卒業後に函館市入り。都市建設部長、総務部長、特別職理事を経て、10年1月から副市長を務めていた。

 多賀谷氏は小学校教諭を経て市教委学校教育部長、弥生、千代田両小学校の校長を歴任。05年10月に市教委教育長に就任し、09年10月に再任されたが、健康上の理由から辞任が決まった。

 両副市長はこの日午後、幹部職員約200人を前に退任あいさつを行った。谷沢氏は「在任中は有意義に過ごすことができた。経済、観光情勢が変化する中で適切な情報収集に努め、市民に明るい話題を発信してほしい」、小柏氏は「市民ニーズは多岐にわたる。もう一歩踏み込んで大切なことは何かを考えながら仕事し、新市長のもとで一致団結してほしい」と激励した。その後両氏とも大勢の職員の拍手に包まれながら退庁した。

 副市長、教育委員の選任は議会の承認事項で、市は5月23、24日に予定される市議会臨時会に人事案件を提案する方針。また、両副市長が兼務していた部長職のうち、市民部長は山本幸仁同部次長、環境部長は小柳辰夫同部次長が当面の間、職務に当たる。

提供 - 函館新聞社


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