奥尻復興鍋≠ナ活力を…山田町の被災者支援へ町が職員派遣
update 2011/4/26 12:51
【奥尻】東日本大震災で壊滅的な被害を受けた、岩手県山田町の被災者を奥尻復興鍋≠ニ銘打った鍋料理で元気付けようと25日、奥尻町職員ら5人が被災地に向かった。
満島章商工観光係長をリーダーとする町職員4人と、ホテル緑館の米坂豊支配人が26日、山田町の避難所2カ所を訪れ復興鍋≠振る舞う。
1993年の北海道南西沖地震で甚大な被害を受けた奥尻町は、全国からの支援で復興を成し遂げた恩返しの気持ちを込めて、同じく大津波に見舞われた山田町の住民を励まそうと5人を派遣した。
満島さんは、桧山町村会が山田町に派遣した第2陣の応援職員として、8日から1週間、現地でボランティアセンターの運営に参画。奥尻に帰ってからも「被災地の力になりたい」と思いを強め、山田町への再訪を決めたという。
山田町の再生に向けた願いを込めた復興鍋≠ヘ、今年2月に江差町で開かれた「なべまつり」に出品し、来場者の人気を競うコンテストで最優秀賞に輝いた「奥尻ちゃんこ」のレシピが基本。町民から提供された、ギョウジャニンニク、ワカメ、岩ノリ、ホッケのすり身など、奥尻で採れた旬の食材をふんだんに使う。25日に、直径約1メートルの大鍋や食材を携え、奥尻町を出発した、満島さんと米坂さんは「奥尻で採れた旬の食材を食べて復興の活力にしてもらうことができれば」と意気込みをみせた。
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