親子将棋教室、一流の技を児童ら体感

update 2011/4/24 13:28


棋士を招いた親子初心者将棋教室支部(工藤祐紀支部長)主催の親子将棋教室が23日、湯川3丁目町会館(湯川町3)で始まった。子どもたちは日本将棋連盟の中村太地五段(22)の教えを受けながら一流の技に触れた。

 一流棋士との対局で親子の将棋愛好者を増やそうと、同支部が定期的に開催。東日本大震災の発生で1カ月以上遅れての開催となったが、市内・近郊の小中学生27人が参加。昨春同支部の師範に就任した中村さんは、初めに詰め将棋の講座を行った。

 この後は四面指しの指導対局。中村さんが4人の指し手を瞬時に読み取り駒を動かすと、子どもたちは勝負の展開を読もうと真剣な表情に。投了後、中村さんは駒を動かしながら「終盤は相手陣営にどんどん攻め込むこと」「王様の逃げ道をふさぐような駒の配置を考えること」と丁寧に指導し、子どもたちは的確なアドバイスに目を輝かせていた。

 函館千代ケ岱小3年の青田懸君(8)は「プロとの交流はこれで6回目。正しい駒の使い方を教わり勉強になりました」と喜んでいた。

 24日も午前10時から正午までと午後1時から同3時半まで指導対局が行われる。指導料1000円。参加希望者は工藤支部長рO138・59・3174。

提供 - 函館新聞社


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