消費者大設立に本腰 函館協会準備調査開始へ
update 2011/4/22 10:19
函館消費者協会(岩船寛会長)は本年度、消費者向け講座などを行う「函館消費者大学(仮称)」の設立に向けた準備調査を開始する。2012年度の開校に向け他都市の状況を調査し、形式や講座の内容など手法を検討。同時に同協会のホームページ(HP)を開設し、組織のNPO法人化についても検討する。
21日に実施した同協会の本年度の総会で事業計画案を公表し、認められた。
同事業は消費者教育推進事業の一環として、賢い消費者についての知識を継続的に習得する機会を設けようと検討する。これまで出前講座や出張相談などを行ってきたが、より多くの人に継続的にと考えた。
同協会によると、同様の組織は全国的には15カ所ほどあるが、道内には未設置。開講場所など具体的なことは未定だが、年間10回程度のカリキュラムを組み、消費者としての知識や技能を身につけることを目的とする。岩船会長は「協会のすそ野を広げる事業」として期待する。
HPの開設は昨年度の計画で予定していたが未実施。消費者大学のPRなども効果的に行えるよう、情報発信の媒体として早期の実現を目指す。NPO法人化は、社会的な信用など地位確立の視点で推進したい考え。
総会では、昨年度の事業や決算、本年度の事業計画、予算などを承認。改選時期に当たった役員は、会長や副会長をはじめ理事ら全員を再任した。
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