マグロのぼりで被災者応援、児童ら寄せ書き

update 2011/4/21 11:20


 東日本大震災の被災者を励まそうと、函館市戸井地区の2小学校の児童らが20日、五稜郭タワーに掲げる「マグロのぼり」にメッセージを寄せ書きした。青森県大間町のまちおこしグループ「あおぞら組」(島康子組長)が企画したプロジェクト。希望や復興、平和といった願いが書かれた巨大のぼりは、29日にお披露目される。

 被災地を元気付けようと、津軽海峡でマグロを水揚げする青函地域の住民が共同で行う。長さ10メートルののぼり両面には「よみがえれ!海のまち」「負げるな!海のこども」とあおぞら組による2つのメッセージが書かれ、この周囲に大間町、外ケ浜町、松前町の児童や漁師らが寄せ書きしてきた。

 20日の戸井西小学校(山本直樹校長、児童71人)では、3〜6年生計44人が参加。島組長らが見守る中、「みんながいる。北海道から応援しています」「希望を持って頑張ろう」などと丁寧に書き込んでいた。同校児童会会長の金澤裕樹君(11)は「必ず復興できるという思いでメッセージを書いた。自分たちの言葉が現地に届けば」と期待。この後、日新小、戸井漁協関係者も書き加えた。

 島組長は「戸井も大間も被災地の多くも同じ海のまち。皆さんのメッセージは東北だけでなく、全国、世界に発信できるはず」と力強く話していた。

 こののぼりは、青森のねぶた師竹浪比呂央さんが描いた別のマグロのぼりと合わせ、29日午後、五稜郭タワーに登場する。

提供 - 函館新聞社


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