北斗でアサリ漁スタート

update 2011/4/21 11:20


 【北斗】北斗市沿岸の春の風物詩「アサリ漁」が20日、市内館野から茂辺地にかけての海岸沿いで一斉に始まった。初日は、漁業者38人が浅瀬に出て、約280キロのアサリを掘り出した。上磯郡漁協上磯支所は「スタートとしてはまずまずの水揚げ量」としている。

 この日の漁は午前の干潮時間をめがけてスタート。資源保護のため32ミリ以下の貝は採取しないことを取り決めている。くま手などを手にした漁業者は、石や砂をかき分けるように掘り返してはアサリを手探りで見つけ、大きさを確認しながら次々とかごや網に入れていた。

 若手漁業者の菊地慎吾さん(29)は「沖の方では大きい貝も採れているが、全体的に規格外の小さい貝が目立つ。初日としてはまずまず採れているのでは」と話していた。

 アサリは砂抜きをした後、1パック300グラムに袋詰めされ、今週末には生協など市内近郊のスーパーの店頭に並ぶ。漁は5月末までの間、干潮の時間帯に計8回行う予定。

提供 - 函館新聞社


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