春の全道火災予防運動スタート
update 2011/4/21 11:19
春の全道火災予防運動(20〜30日)の初日、函館市消防本部は市内の4人の主婦を一日消防官に任命し、各所で住宅防火対策に関連した行事を実施した。幼稚園への訪問や普通救命講習の受講、普段はなかなか見ることができない通信指令室の見学などで防災に対する心構えを学んだ。
任命式は北、東の両署で行われ、各署長から委嘱状が交付された。今回任命されたのは市内の幼稚園に子どもを通わせる小林久美子さん、荒木智恵子さん、若山直美さん、高橋由布子さん。家庭の防火を担う女性に防火思想を啓発しようと選ばれた。
4人は各署でことし6月から設置が義務付けられる「住宅用火災警報器」や消火器の使用法について学習。市内2カ所の幼稚園を訪問し、「火遊びは絶対しないで。花火をやる時は大人と一緒にね」などと語りかけ、園児と消防車を間近で見学した。
その後、同本部で本年度に採用された研修中の若手署員と一緒に普通救命講習に参加し、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)を体験。通信指令室では、出動の流れや火災現場の確認など緊急を要さない電話が多く寄せられている事実を聞き、驚いた様子だった。
一日消防官の4人は体験を通して「とっさの時には何をしてよいのかわからないので、定期的な訓練が必要だと思った」と話していた。
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