朝市関係者9人 気仙沼に支援物資届ける
update 2011/4/17 12:40
函館朝市協同組合連合会の井上敏廣理事長をはじめとする朝市関係者9人が16日、東日本大震災で大打撃を受けた宮城県の気仙沼朝市に支援物資を届けるために函館を出発した。翌17日の気仙沼朝市再開に合わせて、応援に駆け付ける。
津波による浸水で大きな被害を受けた函館朝市だったが、市民ボランティアの協力もあり、現在では大半の店が営業を再開している。井上理事長は「営業はしているが以前の客足が戻っているわけではなく、厳しい日が続く。しかし、東北の朝市は函館と比較にならないほどの被害を受けている。同じ商売をする仲間として、いてもたってもいられず現地に行くことを決めた」と話す。
今回訪れる気仙沼朝市と函館朝市は、全国各地の朝市で構成する「全国朝市サミット協議会」の仲間。津波により現在も船が4隻乗り上げている状態で、従来の場所での再開するめどはたっていない。しかし復興への第一歩として17日、数キロ離れた気仙沼中央児童車学校跡地を臨時朝市会場として営業を始める。
支援物資は無洗米1・5トンをはじめ、カップ麺やレトルトカレー調味料セットのほか、来場者に振る舞うために毛ガニ138パイを用意。2トントラック1台とワゴン車1台で運ぶ。フェリーで青森入りして東北自動車道、気仙沼街道を南下し、函館から約11時間かけて気仙沼市を目指す。
「困ったときはお互いさまの心で応援に駆け付けたい」―。助け合いの精神で気仙沼に元気を届ける。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。