コープさっぽろが19日から道南で移動販売
update 2011/4/14 15:13
コープさっぽろ(札幌)は19日から、道南で移動販売車事業をスタートさせる。「おまかせ便」と名付けた2トントラックに生鮮品や食品、雑貨など約1000アイテムを積み込み、北斗市久根別のほくと店を起点に、国道227号などを通って厚沢部町や江差町、乙部町などを回る。2012年度までには函館市恵山地区や松前町方面など、スーパーの少ない地域を中心に15台に増やす考え。1台当たり1日50人の利用で10万円の売り上げを見込む。
同社の移動販売事業はこれまで、夕張市で統合した市民生協が行っていた事業を引き継いだ1台のみだった。道内各地から、過疎化などの影響でスーパーが撤退するなどしたため、高齢者などから要望があり、道内全域で移動販売を行うことを決めた。
4月上旬から岩見沢や石狩、釧路、旭川などの周辺で順次開始。道内全域では最終的に50台ほどとする。既存の宅配システム「トドック」との違いは、「刺身やすしなどの生鮮食品が、店頭にある状態と同じですぐに食べられる点」(同社)という。
道南で19日にスタートするコースは、ほくと店を出発して国道227号の中山峠を通り、厚沢部を経由し江差から乙部に出る。火〜土曜日の週5日運行し、団地など決まった場所で停車する。恵山や松前方面は、今後、渡島管内に12ある店舗のいずれかを拠点に開始するが時期は未定。
車両は店内と同じ音楽にナレーションを加えて走行し、バス停留所以外でも求めに応じて停車する。希望の商品があれば次回訪れる時に持参するほか、電話などでも受け付ける。車両に乗り込む宍戸博美さんは「買い物の手段に困っているお年寄りを助けたい」と話している。
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