函館観光の安全確認、台湾の旅行関係者ら視察

update 2011/4/12 11:57


 東日本大震災や原発事故の影響で海外からの観光客が激減している函館観光の安全性をPRしてもらおうと、台湾の旅行会社や報道関係者ら23人が11日、函館市や七飯町・大沼を視察した。一行は12日まで市内ベイエリアや函館朝市などを見て回り、台湾で道内観光の安全性を広くアピールする。

 新千歳―台北線の定期便を運航する中華航空の主催。一行は10日に新千歳空港に到着し、登別温泉などを視察。13日まで3泊4日の旅程で小樽や札幌など道内各地の観光地を回る。市などによると、台湾当局は現在、道南を「退避勧告」の地域に指定している。

 一行は大沼からバスで函館赤レンガ倉庫群に到着。函館側は観光関係者約30人が「熱烈歓迎」の横断幕で出迎え、観光案内のパンフレットを手渡した。施設では金森商船の渡辺兼一社長が案内し、現地のテレビ局や新聞社の記者から津波被害の状況や対策などの質問攻めにあっていた。

 中華航空の李宜洲客運営業部長(46)は「函館が震災の被害から復活し、安全であることが目で確かめられた。台湾でそれを伝え、早々にツアーも企画したい」と好意的。応対した谷沢広副市長も「函館は安全であることを現地の当局にも働きかけてもらい、海外の観光客を呼び戻す足がかりにしたい」と強調し、函館へのチャーター便の就航などを要請した。

提供 - 函館新聞社


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