函館市病院局 医療救護班 気仙沼へ

update 2011/4/9 17:54


 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市に函館市病院局の医療救護班が、10日から16日まで7日間の日程で派遣される。道からの要請を受けたもので、被災地の避難所2カ所で救護活動に当たる。

 派遣されるのは、市立函館病院救命救急センター医師の武山佳洋さん(39)、同病院看護師の吉田亮太さん(32)と益子健さん(47)、同病院薬剤師の桜田穣さん(33)、同病院事務局の鈴木将宏さん(37)、恵山病院内科医の田谷智さん(41)。3月30日付けで道知事から派遣要請を受けた。

 救護班は、200人が避難している気仙沼市本吉町大谷地区の大谷公民館と、500人が身を寄せている同小泉地区の小泉中学校で医療活動を行う。風邪や体調を崩した被災者の医療活動に従事するとともに、被災したことによる精神的なケアも要望されている。

 兵庫県出身で阪神大震災を体験し医師を志した田谷さんは「必要とされることにはできる限り対応していきたい」と話し、被災地での活動経験のある桜田さんは「薬剤の提供はもちろん、経験を生かし、医師をサポートしていきたい」と意気込む。

 7日に起きた余震の影響で被災地の状況も変化している。益子さんは「情報が大切。後方支援隊と情報を共有して活動していきたい」と話す。一行は、10日午前6時45分に市立函館病院を出発し、フェリーで岩手県一関市に向かい現地入りする。

提供 - 函館新聞社


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