女だけの相撲大会中止 道南イベントにも震災影響 

update 2011/4/6 12:24


 東日本大震災を受け、渡島西部各町では5月以降に予定していたイベントが相次いで中止となっている。福島町の「女だけの相撲大会」をはじめ、木古内町のオフロードバイクの耐久レース「サバイバル2daysエンデューロIN木古内」も震災の影響で参加者数が減少したことから中止を決定した。

 5月8日に開催を予定していた「女だけの相撲大会」は4日、大会を主催する観光協会(河原塚利雄会長)の三役会議で中止が決定した。会議では「被災者支援のチャリティーイベントにしてはどうか」などの意見が上がり、大会の開催を模索したが、多くの被災者が避難生活を送っていることを考慮し、中止を決めた。

 事務局では「大会は和気あいあいとした雰囲気の中で行われる余興的な要素が強いイベントで、被災者のことを考えれば、中止は仕方ない」と話している。6日に開かれる総会で会員に報告する。

 一方、6月18、19日に開く予定だった「エンデューロ」は、5日夜開かれた実行委で開催の可否を検討した結果、中止が決まった。震災の影響もあり、参加申し込み数が目標120台の7割にとどまったことが理由。さらに、例年宮城県など東北各地から出場する選手が約3割を占めていることも踏まえ、開催を断念した。

 昨年は口蹄疫の拡大を受けて中止したため、2年連続で大会中止となった。工藤嗣美実行委員長は「中止は残念だが、被災者のことを考えれば、やむを得ない」と話した。

 また、自粛の動きはイベントだけにとどまらない。松前町では、夜間の魅力アップを狙って今月から松前城と寺町のライトアップを計画し、50基の照明を設置した。計画では、松前城は午後10時まで、各寺院は同9時までライトアップする予定だったが、それぞれ1時間短縮する。町では「電力不足もあり、時間短縮することとした。今後は社会情勢の推移を見ながら、対応を決めたい」と話している

提供 - 函館新聞社


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