市電電停にスピーカー 運行情報放送 防災にも活用

update 2011/4/5 10:17


 函館市企業局交通部は、災害や事故などで市電の運行に遅れや運休が発生した場合に、運行情報を一斉に知らせるスピーカーを駒場車庫前を除く市内25カ所の電停に設置した。東日本大震災の発生を受け、沿線住民の避難誘導など防災面の活用も期待される。

 自然災害や停電、交通事故、沿線火災、車両故障などで市電の運行に支障が出た際に、電停に即座にそれらの情報を伝え、電車待ちの乗客のイライラ感を解消する狙い。震災の発生前から導入が決まっていて、今月1日から運用を開始した。

 デジタル無線を活用し、駒場車庫の配車室からグループごとや個別の電停にメッセージを一斉送信できるほか、肉声で直接呼びかけることもできる。設置費用は約1000万円。市交通部は「有線方式に比べて導入や運用にかかるコストが安く、停電時も非常用電源で短時間なら稼働できる」という。

 これまでは職員が公用車で各電停に赴き案内していたため、乗客に知らせるまでに時間を要していた。震災を教訓に、付近住民に気象情報や避難指示を伝える「防災無線」の効果も期待できる。同部事業課は「利用客の急な予定変更に役立ててもらい、防災情報も提供していきたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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