4選挙区に17人立候補…道議選告示
update 2011/4/2 13:04
道議会議員選挙が1日告示され、すでにスタートしている道知事選とともに、10日の投開票日まで9日間にわたる舌戦に突入した。道南では函館市選管、北斗市選管、道選管渡島支所、同桧山支所で立候補の受け付けが行われ、函館市区(定数6)は現職と新人の9人、北斗市区(同1)には現職、元職、新人の3人、渡島総合振興局区(同2)は現職と新人の3人、桧山支庁区(同1)は現職と新人の2人と、予想された顔ぶれが立候補した。統一選後半の市町長・議員選を占う選挙で、各候補は届け出を済ませた後、選挙事務所前などで第一声を上げ、遊説に飛び出した。
各候補とも、東日本大震災を受けての災害に強いまちづくりや原子力発電所への対応、長引く不況下の景気回復や雇用拡大、福祉政策の充実などを公約に掲げている。第一声では地域経済活性化や一次産業の振興、防災体制の見直し、北海道新幹線の建設促進などを訴えた。
函館市区はいずれも一定の地力を持つ候補がそろい、道内有数の激戦区となった。
届け出順に、古岡友弥氏(共産・新)は候補者中最年少となる34歳の若さを武器に議席奪還を狙う。高橋亨氏(民主・現)は道議会本会議での質問の多さなど、行動力をアピールして3選に挑む。大日向豊吉氏(無所属・新)は新幹線の現函館駅乗り入れを集中的に訴え、3度目の正直を目指す。平出陽子氏(民主・現)は唯一の女性候補。09年から2年間、副議長を務めた実績から落とせない。
川尻秀之氏(自民・現)は地元保守政界の重鎮として負けられない選挙。佐々木俊雄氏(自民・現)は前回最下位当選で、2期目に向けては票の上積みが最大の課題。斉藤博氏(民主・現)は陣営の体制構築が遅れた中で中堅議員の意地を見せる。志賀谷隆氏(公明・現)は参院に転出した横山信一氏の後継として議席維持を目指す。三遊亭洋楽氏(みんな・新)は“脱・しがらみ”を強調、無党派層に狙いを絞った選挙戦となる。
北斗市区は、現職に新人2人が挑む構図。長尾信秀氏(民主・現)は現職の強みを生かした選挙戦を進める構え。河野光彦氏(無所属・元)は地場の各産業振興につながる政策を訴え、票の掘り起こしを図る。新関一夫氏(自民・新)は若さと旧上磯地区を地盤とする強みで初当選を目指す。
渡島総合振興局区は定数が1減の2となった。笹田浩氏(民主・新)は八雲町職員の経験をベースに、引退した岡田俊之氏の議席死守を図る。冨原亮氏(自民・現)は大票田の七飯を地盤に、幅広い層からの得票を目指す。川村主税氏(諸派・新)は地盤を持つ渡島西部4町以外からの集票が鍵を握る。
桧山振興局区は前回に続き、現職と新人の一騎打ち。佐々木俊司氏(自民・新)は告示直前の3月上旬に出馬を表明し、保守の議席奪還を目指す。福原賢孝氏(無所属・現)は3選に向けて支庁制度改革への反対を訴え、再び勝負を挑んだ佐々木氏の返り打ちを誓う。
期日前投票は2日から4月9日まで各市町で行われる。時間は午前8時半から午後8時までだが、地域によって時間が異なる場合がある。場所や時間の問い合わせは各自治体の選挙管理委員会へ。
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