未来大に待望 学生生協誕生

update 2011/4/1 10:03


公立はこだて未来大学(中島秀之学長)に、待望の学生生協が誕生した。これまであった食堂と売店を学生生協の経営に切り替えることで、メニューや商品の充実を図った。新年度開始を目前に、学生や教職員で早くもにぎわいを見せている。

 昨年1月、教職員と学生有志による学生生協設立準備会を設置。以来、開設に向けて準備を進めてきた。

 学生・教職員らが1口5000円の出資をすることで設置が実現。出資者には学生生協のプリペイドカードが発行され、購入に応じポイントが貯まるシステム。出資金は卒業時に全額返還され、開設の運転資金に協力しようと、数口出資する人もいた。現在、学生の出資者(会員)は8割近くおり、学生と教職員で作る同大生協組合で運営する。

 立ち上げに関わった学生委員会Funclの古村翼委員長(3年)によると、以前から学生の間でも設置を望む声が多かったといい、「食堂のメニューが増え、売店では食料雑貨や文具のほか専門書までが並ぶ充実のラインアップ。新学期が始まり本格始動してから、一層多くの人に活用してもらえるはず」と期待を寄せる。

 同大副理事長で、同大生協組合の理事長として学生とともに開設に尽力した岩田州夫教諭も「今までカップ麺で食事を済ませる生徒も多かったが、多少安くなったぶん食堂で食事をして栄養をしっかりとってもらえれば。今後も学生の意見を取り入れながら、情報提供としてのサービスも充実させていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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