道新幹線、2架橋本格工事へ

update 2011/3/30 10:01


 【北斗】2015年度開業予定の北海道新幹線の「桜岱高架橋工事」と「戸切地川橋りょうほか工事」の2工区の合同安全祈願祭が29日、市中野の工事現場で行われた。主に高架橋が並ぶ計約4キロの区間で、両工区の着手で北斗市と七飯町側の全工区すべての工事が本格的に始まった。

 「桜岱高架橋|」は、市内三好から桜岱、押上地区に至る延長1853bの区間で、総工費は約40億円。「戸切地川|」は、押上から大工川、中野地区にかけての延長2229メートル、総工費は約42億円。高架橋の工事が中心で、戸切地川上では橋りょう工事が行われ、約160bの橋げたがかかる予定。いずれも2013年6月の完成を目指す。

 東日本大震災を受けて、祈願祭には来賓らは招かず、地権者、工事関係者ら約90人が被災者に黙とうをささげ、神事を執り行った。施工業者を代表し、西松建設札幌支店の工藤義昭支店長は「本州と北の大地を結ぶ道民の夢をかなえる工事で、地域活性化も期待される。その責任と使命に応えることを誓います」と述べた。

 管轄工区すべての工事着手を受け、鉄道・運輸機構北斗鉄道建設所の坂本成良所長は「無事の完工を目指し、工期の順守や良質な構造物の建造、コストを意識しながら、大きな目標に向けて進めていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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