木直小で閉校式

update 2011/3/27 10:45


4月に函館磨光小学校と統合する同木直小学校(津田英明校長)で26日、閉校式が行われた。最後の在校生46人や地域住民らが大勢出席し、130年に及ぶ同小の歴史をかみしめながら、新たな生活への思いを新たにした。

 津田校長は式辞で同小の歴史を振り返り、「地域の支えのもとに充実した学習環境を子どもたちに与えられた」と述べ、児童らに「別れは悲しいが、どんな時も前に進むことの大切さを忘れてはいけません」と語りかけた。

 また、西尾正範市長らが来賓として訪れ、市教委の橋田恭一教育委員長は「閉校の寂しさがあるだろうが、校長先生の話を真剣に聞く姿勢に、新たな学校でしっかり頑張っていこうという決意を感じた。これからも立派に成長してください」と激励した。

 お別れの言葉ではステージに全校児童が上がり、思い出を振り返った。「いよいよお別れ。たくさんの思い出が詰まった木直小を忘れない。ありがとう、さよなら」と力強く話し、涙をこらえて「トゥモロー」を合唱した。 東日本大震災に配慮し、感謝の集いを懇談会に変更。それにともない生じた寄付残金にPTA会費などを合わせた201万1254円を、被災地に寄付した。

 同小は1881(明治14)年に木直稲荷神社拝殿を借りて開校。これまでに3715人が巣立った。

提供 - 函館新聞社


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