函館市、救援物資の受け付け開始

update 2011/3/26 12:50


 函館市は25日、東日本大震災の被災者に対する市民からの救援物資の受け付けを、大森町33の市慰霊堂で開始した。初日は102人が訪れ、現地で不足している介護用品や日用品を持ち寄った。

 この日は市職員14人態勢で、慰霊堂内に4カ所の受け付けを設置。午前10時の受け付け開始から続々と市民が訪れた。市民の案内や物資運搬などで手伝いをしたいと、ボランティアも10人が詰めかけて対応に当たった。市総務課によると、この日集まった主な物資は紙おむつ95袋、ボックスティッシュ515個、ペットボトル飲料192本などに上った。

 一番乗りで駆けつけた富岡町の男性(67)は、ペットボトルのお茶とレトルト食品、衛生用品を持参し、「こういう時はみんなお互い様。気持ちだけでも」。トイレットペーパーなどを持ち込んだ市内山の手の主婦、伊勢亜紀さん(38)は「募金や節電をしているが、直接物資になるわけではない。少しでも役立てて、困っている方々に使ってほしい」と話していた。

 受け付けは4月1日まで、午前10時―午後3時。救援物資はすべて新品、未開封で、使用期限や賞味期限は2カ月以内に限る。集められた物資は自衛隊を通じて宮城県などに輸送する。

 また、市役所本庁舎1階の被災者相談窓口は26、27日も午前8時45分から午後5時半まで開設する。問い合わせは電話0138・21・3197。

 慰霊堂で受け付けている物資は次の通り。▽紙おむつ▽おしり拭き▽歯ブラシ▽せっけん▽生理用ナプキン▽粉ミルク▽ボックスティッシュ▽トイレットペーパー▽使い捨てカイロ▽使い捨てマスク▽米▽レトルト食品▽カップ麺▽ペットボトル飲料

提供 - 函館新聞社


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