医療支援 全力で 国立函館病院の医師ら4人被災地へ
update 2011/3/25 10:56
国立病院機構函館病院(函館市川原町18、石坂昌則院長)は25日、医師ら4人で編成する医療班を東日本大震災の被災地の宮城県仙台市に派遣する。同機構本部などの要請を受けて派遣を決めた。28日まで現地に滞在し、避難所の傷病者の診療に当たる。
医療班は、岩代望呼吸器外科医長、石田千春看護師、若杉太朗保健師、曽我理・経営企画室長。一行は25日朝、函館発青森行きのフェリーに乗船し、青森港から陸路で仙台市内にある同機構仙台医療センターに移動。同センターの指示に基づき、26日以降近隣の避難所に赴く。医薬品や医療器具、メンバーの生活物資を持参し、医療活動を展開する。
大震災発生後、機構本部が全国の系列病院に被災地への派遣を打診していて、函館病院は名乗りを上げていた。医療班は同病院で有事に備えてもとから編成していたメンバーで、4人とも志願してメンバーになったという。
被災地の医療現場は災害派遣医療チーム(DMAT)の救護活動のほか、被災前からの疾患者や体調悪化した被災者への医療も求められ、医師や看護師らの確保が急務の状態という。
岩代医長(52)は「現地で支援に当たりたいという病院職員の思いを受け止めながら臨む。4日間という短い期間だが、自分たちができることを全力で取り組み、次の医療班に引き継ぎたい」と話している。
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