支援物資60トン被災地岩手へ…全日本海員組合漁船で輸送支援
update 2011/3/24 10:52
東日本大震災の被災地へ支援物資を海上輸送するため、全日本海員組合(東京)がチャーターしたイカ釣り漁船「幸雄丸」(184トン)が23日、函館港豊川ふ頭を出航した。善意で寄せられた食品や衛生用品など約60トン分を船内に積み、24日午前9時に岩手県宮古市の宮古港に到着する予定だ。
同組合では20日から全道の市民や企業・団体から寄付を募り、飲料水やカップめん、毛布、トイレットペーパー、紙おむつなどが多数寄せられ、「船倉がほぼ満杯」(同組合)という。4月中旬までの間、函館を拠点に物資の量に応じて順次往復する予定で、東北地方の各組合支部を通じて宮古市のほか、宮城県気仙沼市などに届ける。
この日は出航前に岸壁でセレモニーがあり、同組合北海道地方支部の佐藤康博支部長(54)が「函館市民や道民、東北の方々からたくさんの支援物資が寄せられ、本当に感謝している。安全第一だが、一刻も早く温かい支援の物資を被災者のもとに届けてほしい」と話した。船には斎藤保船長ら計8人が乗り組み、船員仲間ら約40人の見送りを受けて出航した。
支援物資は4月上旬まで、同組合道南支部(函館市末広町23の7)で引き続き受け付けている。問い合わせは同支部TEL0138・22・8128。
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