道知事選あす告示

update 2011/3/23 15:15


 統一地方選のトップを切って、道知事選(4月10日投開票)が24日、告示される。立候補を予定しているのは現職の高橋はるみ氏(57)=自民、公明推薦、新人の木村俊昭氏(50)=民主、社民推薦、宮内聡氏(47)=共産推薦、鰹谷忠氏(60)の4氏で、各陣営とも札幌市内で第一声を予定している。道内経済の活性化や道の財政再建などが焦点となりそうだが、未曾有の被害となった東日本大震災が影響し、有権者の関心は高まっていない。

 3選を目指す高橋氏は北海道の自立に向け、海外からの観光客誘致や投資の促進、新卒者、中高年層に向けた緊急雇用対策などを掲げる。北海道新幹線の早期開業や、医師不足地域に向けた医師派遣システムの強化、看護師の再就職支援なども公約に盛り込んでいる。

 木村氏は、道民所得の向上、医師不足などの解消、財政再建を重要課題に挙げており、8年間で11%低下した道民所得を、4年間で元の水準に引き上げることや「時のアセス」の復活に力を注ぐ。札幌医大の機能強化とともに、地域の医育大学の新増設を支援するとしている。

 宮内氏は前回(07年)に続いての出馬。道政の転換を掲げ、中小企業向けの雇用対策や、国保料の引き下げ、住宅リフォームを助成する条例制定、TPP(環太平洋連携条例)参加反対などを訴える。

 前道議会副議長の鰹谷氏は、道政のあり方について@主権は道民A地域主権B参加と公開―の3原則を訴えるとともに、景気・雇用対策や道財政の再建などを公約に掲げている。

提供 - 函館新聞社


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