震災被災地へ、大和金属がまきストーブ100台送る

update 2011/3/20 10:42


 暖かく過ごして―。函館市新川町の金属加工会社、大和金属は19日、東日本大震災の被災地を支援しようと、同社で製造しているまきストーブ100台を、岩手県の避難所に送った。高岸良明社長(63)は「被災した方々に足元から暖まってほしい」と話している。

 同社はまきストーブ製造の道内最大手。ストーブは鉄板の厚さが0・6ミリと薄いことから、素早く熱が伝わるのが特徴。木や紙が燃料となり、暖房はもちろん、湯沸かしや米の煮炊きにも重宝することから「被災地にとって最適の暖房器具ではないか」(高岸社長)と、知人の国会議員の要請に応じて提供を決めた。

 被災地に送ったのは、卵型のまきストーブのほか、ステンレス製の湯沸かし器100個、それに煙突や火ばさみなど一式。19日午後にトラック2台に積み込まれ、フェリーで岩手県へと運ばれた。

 もともと、東北地方のホームセンターが最大の得意先という同社にとって、大震災による影響は甚大。高岸社長は「宮古や久慈、大船渡に得意先が多かったが、どこも津波で流されてしまった」と話す。「まきストーブは背が低いので足元から暖かくなるし、塩水がかかった木でも燃やせる。まだまだ寒いし、有効に使ってほしい」と被災者の身を案じている。

提供 - 函館新聞社


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