被災者の医療面サポート…函館でも受け入れ準備着々

update 2011/3/19 11:22


 東日本大震災の被災者を一時的に受け入れる準備が、函館市内でも着々と進められている。

 市が被災者の受け入れ態勢を整えているのを受けて、同市川原町にある国立病院機構函館病院(石坂昌則院長)は18日、空き家となっている職員住宅2戸の提供を市に申し出た。市と調整しながら入居した被災者の医療面のサポートも行う考え。

 住宅は2戸とも平屋建てで、2LDK。長期間、空き家の状態にあったことから、同日午後から職員が清掃や暖房機器の取り付けなどの作業に当たった。冷蔵庫やふとん、生活用品なども同病院で用意し、19日にも運び入れる予定。

 石坂院長は「持病のある人、病院での治療が必要な人の受け入れを想定している。安心して暮らせるよう健康面、日常生活の双方でバックアップしていきたい」と話している。空き家の市営住宅を確保して被災者を受け入れている市は「これからもっと住居が必要になることが予想されるので、協力はありがたい」としている

提供 - 函館新聞社


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