青函航路 物流増大で混雑 トラック300台以上乗船待ちも
update 2011/3/18 12:32
東日本大震災による物流の増大で、函館―青森間のフェリー航路では、多くのトラックが乗船できずにいる。函館港のフェリーターミナルには17日、キャンセル待ちをする貨物車両が一時、300台を超えた。フェリー各社は「この状態は数日間続くだろう」と予測している。
青函航路を1日8往復する津軽海峡フェリーと青函フェリー。キャンセル待ちは17日午後4時ごろで、300台と150台に上っている。乗船カウンターでは職員が、ひっきりなしに訪れる予約客の対応に追われていた。
岩手県にある製紙工場の復旧作業に参加するため20時間、待ち続けている苫小牧の会社員、山田祐樹さん(21)は「キャンセル待ちしているが、乗船のめどが立っていない。今日中に乗れればいいが…」と話していた。また、本州方面に建築資材を運ぼうとしていた、札幌市のトラック運転手(48)は「明日までに運ばなくてはいけない。今日中に青森までに着ければいいが、間に合わないかもしれない」と困り果てた様子だった。
提供 - 函館新聞社
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