高橋知事が朝市など視察
update 2011/3/15 10:18
高橋はるみ知事は14日午後、空路で函館入りし、東日本大震災の津波被害を受けた市内の函館朝市や市水産物地方卸売市場を視察した。西尾正範市長らが同行して現地で被害状況を説明。会談した朝市関係者らは今後の経済的な支援を要望した。
高橋知事の視察には西尾市長のほか、函館朝市協同組合連合会の井上敏広理事長や函館商工会議所の松本栄一会頭、地元選出の道議らが同行。函館朝市では井上理事長らから店舗の浸水状況などの説明を受けながら、復旧作業に当たる店舗関係者をねぎらった。
高橋知事と朝市関係者の会談で、井上理事長は「使えなくなった商品や冷蔵庫などが相当量あり、今後、品物がスムーズに入ってくるかも心配だ。各店とも金銭的な負担が大きく、商売をやめる人も結構多いかもしれない」とし、財政的な支援を強く要請した。
卸売市場では、山田潤一市農林水産部長や函館魚市場の松山征史社長が施設の津波被害や、同日朝に再開した競りの状況を報告。船から荷揚げする際に使うベルトコンベアが約100基ほど、市場内の大型冷蔵庫が7〜8台が壊れるなど「資材倉庫はほとんど壊滅的」と訴えた。
会談後、報道陣の取材に対し高橋知事は「大きな被害を実感し、市や経済界と連携して復旧に向けた対策を急がなければならない。住民の安定的な生活環境を確保し、経済的な対策と並行して対応しなければ」と述べた。高橋知事の市内滞在は1時間余りで、千歳経由で次の視察地の胆振管内むかわ町に向かった。
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