「26年間ありがとう」…巡視艇「すずらん」解役式
update 2011/3/11 10:20
26年間、警備救難業務に関わってきた函館海上保安部の巡視艇「すずらん」(23トン)が10日、任務を終了し、函館中央ふ頭で解役式が行われた。関係者約30人が出席し、同艇のこれまでの実績をたたえた。
同艇は1984年11月、八戸海上保安部の新鋭巡視艇「むつぎく」として就役。2007年に函館海保に配属替えとなり、船名を「すずらん」に変更した。津軽海峡及び周辺海域を中心に警備救難業務に従事、航続距離は地球6周分に相当する約23万キロとなっている。これまでに航行不能となったイカ釣り漁船のえい航救助などに携わってきた。
解役式で函館海保の中村清部長が「救助作業のほか、悪質な密漁者の摘発や不法投棄事案の取り締まりは高く評価でき、十分貢献していただいた」と式辞を述べた。献酒や船型番号の抹消など終え、最後の乗組員となった菅原秀隆船長(52)を含む5人が、「26年間ありがとうございました」と敬礼した。
菅原船長は「この型の船は現在では珍しく、船長として2年間乗船したので感慨深い」と話していた。
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