元カーリング代表・小笠原が恵山中で講演
update 2011/3/11 10:17
函館恵山中学校(木村元校長、生徒80人)で10日、2006年トリノ五輪で女子カーリング日本代表「チーム青森」の主将を務めた小笠原歩さん(32)=旧姓・小野寺=の講演会が開かれた。生徒たちに目標を持つことの大切さを説くとともに、「ソチ五輪出場を目指します」と宣言した。
同校はキャリア教育の一環として、数年に一度、各界の著名人を招いて講演会を開いている。本年度は卒業を控えた3年生への期待と、進路選択を迫られる1・2年生に、小笠原さんの生き方を学んでもらおうと開いた。
中1で同級生とともにチーム「シムソンズ」を立ち上げ、ソルトレーク(02年)、トリノと出場した小笠原さんは「長野五輪を見たときに出たいと強く思い、人生のターニングポイントになった」と語り、道大会、国内大会、世界大会と目標を定めて練習に打ち込んだことを強調。
トリノではメダルに手が届かなかったが「日本に帰り、多くの人に面白かったと言ってもらい、カーリングを知ってもらえたことがうれしかった」と話した。
結婚や出産を経て昨年、競技生活に復帰したことについて「体力をカバーする技術と経験があれば50代でも続けられる。母親になっても五輪に出られることを日本のスポーツ界で証明し、ずっと北海道で競技を続けたい」と熱っぽく語った。質疑応答では「子どもをカーリング選手にしたいですか」といった生徒の質問に、笑顔で答えていた。
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