佐々木氏が出馬、無風から一転選挙戦に…道議選桧山選挙区

update 2011/3/10 12:07


 【厚沢部】2007年に道議選桧山選挙区(定数1)から自民党公認で出馬した、厚沢部町の建設業・佐々木俊司氏(45)は9日、4月1日告示の道議選同選挙区に再出馬する意向を明らかにした。自民党道8区支部を通じて、党道連に公認申請を提出した。同選挙区では、3選を目指す、現職の福原賢孝氏(民主)以外に出馬の動きがなく、無投票の可能性が高まっていたが、一転して、前回選挙と同じ顔ぶれで、民主党と自民党が激突する選挙戦の構図となった。

 佐々木氏は、再出馬の動機について「民主党政権による国政の混乱や景気の低迷を押しとどめる必要があると感じた」とし、民主党に対する有権者の批判を追い風とし、短期決戦で選挙戦に臨む考え。

 選挙公約として、農林水産資源や自然エネルギーを活用した雇用創出とともに、新たなビジネスモデルの提案を掲げる方針。管内に根強い反発がある、道の支庁再編をめぐっては「土木行政などの権限が桧山振興局長にないのは問題だ。多くの事務や権限が渡島に移るような改革は認められない。知事与党の立場で見直しを求めたい」とした。

 佐々木氏は1965年厚沢部町生まれ。江差南高、道測量専門学校卒。97年に佐々木総業社長に就任。桧山青年会議所理事長、厚沢部商工会青年部長、NPO法人・道グリーンビジネス理事長などを歴任した。07年の前回道議選では、自民党の公認を得て、現職の福原氏と一騎打ちの選挙戦を展開したが、1603票差で落選した。

提供 - 函館新聞社


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