議員定数「2人削減」…知内町議会
update 2011/3/10 12:06
【知内】知内町議会(松井盛泰議長、定数12)は9日、全員協議会を開き、2012年4月の改選期以降に適用する議員定数と報酬について、条例改正に向けた素案をまとめた。議員定数は「2人削減」、報酬については「現状維持」とした。25日に議会報告会を開き住民に説明し、6月の定例会で条例改正案を発議する予定。
定数と報酬をめぐっては、昨年6月から全員協議会で議論を続けてきた。10月には地区別議会報告会を開き、町民アンケートを実施。その結果を踏まえ、議会内でさらに討議した。
素案では、議員定数削減の理由を「道内の人口類似団体や町の将来の人口を踏まえ、削減はやむを得ない」とした。2人削減した場合でも現在の2常任委員会を維持させる方針。
また、報酬については、現行の月額16万2000円を維持。「渡島管内の平均やアンケート結果、町特別職報酬審議会の答申内容を尊重する」と理由を挙げた。議員間の議論では、「新人や若い人が希望や意欲を持って活動できるよう、減額すべきでない」という意見もあった。
松井議長は取材に対し、町民アンケートの結果で「12人を維持」とする意見が多数を占めていたことについて、「近隣町との均衡や町の将来を見据え、議会自らの判断で削減を決めた」とした。また、「これまで以上に議員の責任は重くなるが、少数精鋭で臨む。議論は尽くしたので住民に理解を求めたい」と話した。
なお、町議会第1回定例会は9日、本会議を続行。議案1件を可決したほか、ナイター議会が開かれ、一般質問に6氏が立ち、町の将来像などに関する質問が出された。
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