新豊崎トンネル貫通
update 2011/3/9 12:46
函館市南茅部地区、国道278号のバイパス「尾札部道路」(尾札部〜大船間14・8キロ)新豊崎トンネルで8日、貫通式が行われた。関係者約140人が掘削工事の成功を祝った。
同トンネルは総延長538メートルで、トンネル部分は526メートル。昨年3月に着工し、2月28日午後1時半に貫通した。
式には事業主体の函館開発建設部や、函館市、地元町内会、施工業者らが参加。地元町内会や漁協、商工会、市でつくる尾札部道路建設促進地域協議会の加藤詔三会長は「地域の安心、安全のために道路建設促進運動を長年続けてきただけに、この貫通式は喜ばしい。この道路は縄文文化を身近に感じられる全国でも例のない、ロマン街道となるはず。地域活性化の弾みにしたい」とあいさつした。
施工者代表で松本組の芝原廣一社長は「箱根駅伝でいえば折り返し地点。復路も安全な作業に努めたい」と話した。工事事務所の鈴木浩史所長(41)は「工期終了は今年の10月。これからは防水や覆工コンクリートが主になる。引き続き、チーム一丸で頑張りたい」と気を引き締めていた。
尾札部道路は、尾札部〜安浦間(6キロ)が開通済みで、安浦〜豊崎への5・9キロが新年度に開通する見通し。この区間には、今秋開館する函館市縄文文化交流センター(臼尻町)もあり、市などは現在の終点、安浦から同センターまでの暫定供用の前倒しに向けて協議を進めている。残る豊崎〜大船の2・9キロは、2016年度以降の開通を予定している。
函館開建によると、尾札部道路の総事業費は187億円で、新豊崎トンネルには約19億円が充てられている。
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