町財政 危険水域から離岸 佐藤町長が執行方針
update 2011/3/9 12:45
【森】町議会3月会議は8日、本会議を続行し、佐藤克男町長が町政執行方針を述べた。佐藤町長は、町財政は当面の危険水域から離岸しつつあるとの認識を示し、「着実に行財政改革を推進し、効果的、効率的な自治体運営に努める」と述べた。
新年度の一般会計総額は88億5534万円で、福祉や各産業振興、雇用対策、都市基盤整備など各種施策に予算を配分した。佐藤町長は今年秋に、道縦貫自動車道の「森インターチェンジ」が完成することに触れ、「道央圏との交流、物流の活性化など、地域にとって大きな転換期。特性を生かした観光、企業立地の誘導に取り組む」と述べた。
国保病院の健全化に向けては「患者数の減少で大変厳しい運営状況。医師確保を最優先として、病院機能の充実を図り、医療を通して地域に貢献できることを柱に取り組む」とした。
また、町議会との関係にも言及し、「混乱、対立とみるのか、熟議の表れとみるのかは住民視線という目線でみることが大事。今後も私の主張は主張として、議論を経た結果を受け入れることは当然のことで、民主主義として健全なもの。前向きに議論する町でありたい」と述べた。
続いて、礒辺吉隆教育長が教育執行方針を述べた。新年度の各会計予算案は14日に設置する予算審査特別委員会に付託する。
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