津軽海峡フェリー、4月から新サービス

update 2011/3/8 10:22


 津軽海峡フェリー(函館市港町3)は4月1日から、マイカー利用客を対象に、運転者と同乗者全員の運賃が2割引きとなる新サービス「海割(うみわり)」を始める。高速道路料金の割引効果で青函航路のマイカー需要が好調な中、新たな顧客を開拓し、繁忙期以外のシーズンのてこ入れを図る。

 同社では高速料金の引き下げに伴い、土日、祝日とその翌前日の割引サービスはあったが、平日まで拡大するのは初めて。繁忙期の大型連休期間中(4月29日〜5月8日)を除く7月15日までの間、青森航路が12便120台、大間航路が4便20台限定で実施する。

 函館―青森航路の「えさん2000」を除く全船が対象で、乗船日の5日前までに予約や決済を終えていることが条件。青函航路の場合、普通車(6b未満)は乗用車が通常2万円が1万6000円、軽乗用車は同1万6000円が1万2800円、同乗者は車の定員分が同2700円が2160円になる。

 また、同社は4月2日〜5月31日まで、青函航路の日中便の乗船客限定の弁当「船弁(ふなべん)」(1000円)を発売。ご飯からおかずまですべて道内・青森県産の食材にこだわり、花見シーズン向けに2段重ねの「お花見重」(2200円)も用意する。いずれも乗船3日前までに予約が必要となる。

 同社CS・旅客部は「お得感を売りに休日が分散傾向にあるマイカー旅行者の需要を取り込みたい。船弁も『駅弁』『空弁』に続くフェリーの弁当として、全国から訪れる乗船客に津軽海峡エリアの食材をPRしたい」としている。問い合わせは同社函館支店TEL0138・43・4545。

提供 - 函館新聞社


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