大海原で成長 笑顔の再開…函水高の実習船帰港
update 2011/3/7 12:30
道の実習船「北鳳丸」(松代真佳船長)で48日間の長期実習に臨んでいた函館水産高校(村松裕史校長)の2年生43人が6日、函館港に戻り、実習を無事終えた。生徒は日焼け顔の元気な姿で家族らとの再会を喜び、松代船長や乗組員に感謝を伝えた。
実習は1月18日から始まり、中部太平洋で航海・機関関係機器の取り扱いや、マグロはえ縄実習をしてきた。米国ハワイのホノルルにも寄港し、この日午前8時過ぎに函館港に入った。
下船式で道教育庁実習船管理局の川端道隆局長は「雄大な中部太平洋という教室で得た達成感や経験を、人生に役立ててほしい」。村松校長は「仲間と協力してきたこと、自分自身の自信になったことをこれからの進路に生かして」と激励し、松代船長も「よく頑張った。揺れないベッドでゆっくり休んで」とねぎらった。
生徒代表で海洋技術科の蛯子貢平君(17)が「船酔いや慣れない船内生活で大変だったが、乗組員の指導のもと、人間として一回りもふたまわりも大きくなった気がする。この経験を生かし、学校生活の中で頑張り、進路選択をしていきたい。乗組員のみなさん、今航海は本当にありがとうございました」と礼の言葉を述べた。
岸壁には大勢の同級生も駆けつけ、笑顔で記念写真を撮っていた。蛯子君の母親、康子さん(44)は「無事に帰ってきてくれたことが何よりで、安心しました」と目を細めていた。
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