おひねり飛び交い大盛況…投げ銭チャリティーコンサート

update 2011/3/7 12:29


 江差追分会函館声徳会支部主催の「第17回投げ銭チャリティーコンサート『唄って・笑って・春が』」が6日、函館市東山の東本願寺函館別院東山支院で行われた。300人を超える来場者で、会場の本堂は満員御礼。民謡や和太鼓、津軽手踊りなど活気ある舞台で魅了した。

 同コンサートは1995年に起きた阪神・淡路大震災の犠牲者に義援金を送ろうと始まり、以来、毎年開催している。今年も同支部メンバーと市内近郊で活躍する民謡愛好家ら総勢100人が共演した。

 幕開けは江差追分大合唱で、三味線、尺八、追分踊りが一体となり、元気を届けた。秋田大黒舞では、「明るい歌は会場の雰囲気も明るくする」と司会者。「地元の民謡の素晴らしさも忘れてはならない」と南茅部鱈釣口説が披露され、大きな拍手が沸いた。

 フラダンスもあり、年配の男性陣がハワイアン姿で腰を“フリフリ”すると、笑い声に包まれ、おひねりも弾んだ。

 主催者代表であいさつした同支部会長の三上粂夫さんは「毎年、多くのみなさんの協力で開催できることに感謝したい」。支部長の内村徳蔵さんも「例年以上の来場者でうれしい。多くの善意にお礼を伝えたい」と話していた。

 母親、弟とともに江差追分を披露した東美羽音さん(7)は「今日のために、たくさん練習をしてきた」とにっこり。市内の大浜崎喜代子さん(86)も「毎年楽しみにして来ている。今日もいいものばかりで、元気をもらった」と満足の様子だった。

 投げ銭はすべて、函館市社会福祉協議会に寄付される。

提供 - 函館新聞社


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