カニ汁でおもてなし 函館朝市で「はやぶさ」の運行開始記念
update 2011/3/6 12:07
東北新幹線の新型車両「はやぶさ」のデビューに合わせ、函館朝市の記念フェスタが5日、朝市内の渡島ドーム特設会場で始まった。特製のカニ汁とゴッコ汁がそれぞれ200杯無料で振る舞われ、市民や観光客が冷えた体を温めていた。6日まで。
東北新幹線新青森駅開業と「はやぶさ」の運行開始を記念し、JR函館駅前の店舗や商業組合など9団体でつくる函館駅前活性化実行委の主催。新幹線で函館を訪れる観光客らを地元の味でもてなし、朝市や駅前のにぎわい創出につなげようと企画した。
朝市らしいカニ汁はタラバとズワイ両方の身を使い、ネギや豆腐も入るみそ仕立て。一方、今が旬のゴッコ汁はしょうゆベースで、岩ノリや豆腐を添えた。午前8時すぎの提供開始と同時に観光客らが次々と訪れ、冬の味覚を堪能。計400杯は同11時ごろには品切れとなった。
夜行列車で同僚4人と来函し、6日に新青森から新幹線で帰るという静岡県三島市の勝呂いずみさん(55)は「ゴッコは初めて聞いて食べたけど、ゼラチン質の身がおいしかった。『はやぶさ』で週末に北海道に行けるぐらい近くなったと感じますね」とはしを進めていた。
また、地元の官民でつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構もこの日に合わせて「はやぶさ」の写真付きのクリアファイルを作製し、来場者に配布した。記念フェスタは6日も午前8時から同会場で各200杯を無料提供する。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。