6種ワクチン無料化 厚沢部町予算案
update 2011/3/4 12:05
【厚沢部】厚沢部町(渋田正己町長)は3日、2011年度予算案を発表した。町長選を前に、政策的予算を留保した骨格編成となり、一般会計総額は本年度当初比16・2%減の31億200万円。6特別会計と病院会計を含む予算総額は、同11・2%減の52億3642万円。9日開会の定例町議会に提案する。
新規事業は、水痘、おたふくかぜ、乳幼児インフルエンザのワクチン接種を町独自に無料化する。高齢者肺炎球菌のワクチン接種は半額を助成する。予算額は423万円。
道が半額を助成する細菌性髄膜炎、小児肺炎球菌、子宮頸(けい)がんのワクチン接種は、自己負担分を町が全額助成して無料化する。予算額は408万円。子宮頸がんワクチンは、中学2年生〜高校1年生が対象。新年度のみ高校2年生も対象とする。町内では、半額助成の高齢者肺炎球菌ワクチンを除き、BCGや3種混合などの定期接種を含む11種類の接種が無料化されることになる。
従来、身障者手帳1〜2級と、3級に含まれる特定の疾患を持つ町民を対象した、重度心身障害者医療給付は、町の独自措置により、3級全体に拡大する。手足に障害がある人や、人工肛門の保有者なども給付対象になる。町の独自負担分は1267万円。
町内で増えている、ヒグマやエゾシカによる農業被害を防ぐ緊急対策事業は210万円。農地への野生動物の侵入を防ぐ、電気牧柵6セットとセンサーカメラを導入する。
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