間引きコンブ 春風にゆらめく
update 2011/2/26 13:17
函館市恵山地区で、間引きした養殖マコンブの天日干しが行われている。潮風と陽光を受けて輝き、「『春が来たよ』と手を振って知らせているようだ。順調に育てよ」と漁師の表情も明るい。
JFえさん山背泊(やませどまり)支所では、40軒ほどが養殖コンブ漁に取り組む。間引き作業は始まったばかりで、3月に最盛期を迎える。間引きコンブは柔らかく、磯の風味も抜群で、おでんや煮物、天ぷら料理などに重宝されている。
関東で春一番を観測した25日、恵山地区でも朝から強い風が吹き、コンブの乾燥が進んだ。山背泊漁港近く、古武井町の菅野俊治さん(83)は「風が強すぎて、ねっぱる(くっつく)のをはがすのが大変だ」と話し、「浜で仕事をしていればいつも元気ばりばり。まだ若いから踏ん張って、いいコンブをとるよ」と笑顔を見せていた。
提供 - 函館新聞社
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