市役所本庁舎 夜間開庁の利用低調
update 2011/2/26 13:16
函館市が昨年10月から試行している、市役所本庁舎窓口業務の夜間利用が伸び悩んでいる。これまで計8日行った夜間開庁の利用は306件(1日平均38・3件)で、当初3月までとしていた夜間開庁を9月まで延長することを決めた。転入・転出が増える年度替わりの時期にも2日間、夜間開庁を行う。
共働き世代や単身者など、開庁時間内に来庁しにくい市民にも利用しやすい窓口業務を検討する一環として、昨年10月から休祝日を除く毎月第2、4木曜日に、午後7時までに開庁時間を延長。主に市民生活に密接にかかわる窓口を開いている。
これまで計8日行った結果、最も利用が多かったのは10月28日の59件で、最少は1月13日の23件。年末年始にかけては1日ごとに件数が減少しており、市行政改革課は「年末の多忙な時期に差し掛かったため」とみている。
これらの状況を踏まえ、夜間開庁を9月まで延長するほか、年度替わりの時期に転入・転出の需要が増えるとみて、3月31日と4月7日にも午後7時まで延長する。
市はこの時間帯の来庁者に利用頻度や意向などについてのアンケート調査を継続しており、同課は「どんな場面で需要が大きいのか、年間を通じて検証したい」と話している。
開庁する窓口は次の通り(カッコ内は業務内容)。
▽戸籍住民課(転入届、転出届、転居届、印鑑登録申請、戸籍に関係する届の受け付け、住民票の写し、戸籍証明書、印鑑登録証明書、外国人登録記載事項証明書、転入学指定書、出稼ぎ労働者手帳、母子健康手帳の各交付)
▽国保年金課(国民健康保険の加入・喪失手続き、納付など、国民年金の転入手続き、免除申請など)
▽医療助成課(後期高齢者医療制度に関する手続き、重度心身障害者、ひとり親家庭、子ども医療費の助成に関する手続き)
▽介護高齢福祉課(介護保険被保険者証の交付)
▽障害福祉課(身体障害者手帳、療育手帳の住所変更などにかかる手続き)
▽子ども未来室子育て支援課(子ども手当、児童扶養手当届け出の受け付け)
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