函館市、新年度から「健口教室」
update 2011/2/24 13:07
函館市は新年度から、40歳以上の市民を対象とした「健口(けんこう)教室」を開く方針だ。働き盛りの世代をターゲットに、健康な歯を持つことの大切さを指導するとともに、口の中を清潔に保つことが長寿へとつながることを周知し、市民の健康増進につなげたい考えだ。
市は2009年度に、65歳以上の高齢者を対象とした道の介護予防モデル事業「元気歯つらつ教室」を4回開催。早口言葉や口角を動かす健口体操など口腔機能の老化を防ぐ取り組みを展開し、参加者から好評だった。一方で、市内小学校の児童らを市総合保健センターに招き、歯磨きなど口腔ケア意識の向上を図る「歯の学校」を実施。10年10月末までに延べ111学級23校が参加している。
「健口教室」は、道のモデル事業や「歯の学校」での成果を高め、中高年に健康な歯を持つことの大切さを伝える狙い。函館歯科医師会の歯科医や歯科衛生士が指導にあたり、カリキュラムでは、かむ力の衰えや、唾液量の減少などを防ぐための座学のほか、歯磨きの実習などを行い、成人に多い歯周病の予防にも力を入れる。
新年度予算で関係経費約30万円を計上しており、市総合保健センター内の口腔保健センターで平日午後に開催する考え。同保健所健康づくり推進室は「食べ物をよくかめることが食事を楽しむことにつながり、健康に大きく影響を与えることを知ってほしい」と話し、大勢の参加を期待している。
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