閉店した魚長花園店跡に函太郎サムズと焼肉番長 来月末オープン
update 2011/2/23 12:37
閉店で空き店舗となっていたスーパー魚長花園店跡(函館市花園町9)で3月下旬、回転すし店の「函太郎ジュニア サムズ」(吉仙、山中秀男社長)と「本格炭火焼バイキング 焼肉番長」(ジー・プラネット信州、古村卓実社長)が営業を開始する。両店ともこれまで店舗のなかった地域への進出で、住宅の多い立地からファミリー層の取り込みを期待する。
吉仙は函館市内を拠点に東北などで、高級路線の回転すし店「グルメ回転すし 函太郎」を主力にイタリアン料理店など幅広く展開する。サムズの形態では、料金を1皿110円と同社のなかでは安価に設定しており、現在は函館市桔梗町の函館新道沿いに1店舗のみだった。
サムズ花園店は3月31日にオープンする予定で、160円の皿もメニューに加える。「市内の低価格帯回転すし店では最大規模」とする186席を設け、タッチパネルによる注文受け付けや、自動で客の元に商品を運ぶ「特急レーン」を同社では初めて導入。「桔梗のサムズが順調に売り上げを伸ばしており、低価格帯のすしも需要があると判断した」とする。
同社は2月中旬にも、宇賀浦町にあったラーメン店をかつ丼店「かつきち」に業態変更したばかり。かつ丼を専門的に扱う店舗は同社初で、「函館でのつけ麺文化の定着度はまだまだ。日本の食べ物として一般的なかつ丼で、幅広い層や会議需要などを見込んでいる」とする。
同社の年商は約25億円。今後は秋田県大館市に店舗を増やす計画で、5月下旬の開店を予定する。
ジー・プラネット信州は長野県塩尻市を拠点に、精肉や総菜販売など15店を展開する。外食事業では同市亀田港町の番長が初めての試みだったが、1店舗目が軌道に乗り、市内でも人口の多い日吉や本通、湯川方面のファミリー層を取りこみたい考えだ。
同社の古村社長は「『食べておいしい、たのしい』をテーマにしている」とし、家族で食を総合的に楽しんでほしいという姿勢を持つ。亀田本町の店舗には子どもが遊べる「キッズルーム」を設置しているが、花園店ではこれを3倍の広さに。席数は284席を確保し、メニューやシステムは現店舗と同じ(大人は平日ランチが980円、ディナーは1980円)。提供する品数は常時80ほどを用意する。
オープンする3月26日には通常は置かない和牛を提供しする予定。同社の年商は約18億円。古村社長は「来年は札幌進出を考えている。肉質やアイテム数などで勝負したい」とする。
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