函館空港で強毒性新型インフル対策訓練

update 2011/2/22 10:21


 函館市高松町の函館空港で21日、強毒性新型インフル(H5N1)対策訓練が行われた。患者発生から検疫措置、関係機関への連絡、病院搬送までと万一に備え、一連の対応を実践で確認した。

 小樽検疫所函館空港出張所の検疫強化で、函館空港関係者、渡島総合振興局(渡島保健所)や市立函館保健所、市立函館病院、道警など17機関から計38人が参加。これまでも関係機関による対策訓練はあったが、同出張所での合同・実践形式は初めて。

 訓練は、鳥インフルの人への感染が確認された国を乗り継いで帰国した乗客1人(有症者)と、その接触者5人に症状の疑いがあると想定。防護服姿の医師と検疫官が問診し、簡易検査で有症者に陽性反応が出たとし、渡島保健所に連絡して搬送車両を手配した。

 搬送車両は30分ほどで空港に到着し、駐機場に入り、検疫エリア近くに横付けして、ウイルスが外部にもれない「陰圧カプセル」で有症者を市立函館病院へ運んだ。

 小樽検疫所の小齋隆雄検疫官は「後日、参加機関で会議を持ち、この訓練内容を分析し、万一に備えたい」と話していた。

 鳥インフルは感染した鳥との濃密な接触など特殊な場合以外は人間に感染しないと考えられており、道では「鳥の排泄物などに触れた際は、うがいや手洗いを。死んだり、衰弱している鳥を見つけた時には素手で触らないように」と注意を呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社


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