旬のカキ、ニラ 過去最高6500人来場

update 2011/2/21 10:28


 【知内】特産のカキとニラを提供するイベント「第13回しりうち味な合戦冬の陣カキVSニラまつり」(実行委主催)が20日、町スポーツセンターと町中央公民館で開かれた。旬を迎えたカキとニラの味を満喫しようと、会場には家族連れら約6500人が訪れ、にぎわった。

 メーン会場のスポーツセンター前には開場前から大勢の人が列を作り、イベント開始と同時に目当ての料理を販売するブースに人垣ができた。「創作料理合戦」と題し、町内の飲食店や生産者団体がアイデア料理を提供。来場者はあんかけラーメンやカレーピラフなどの料理に舌鼓を打った。また、カキを炭火で焼いて食べるコーナーも人気で、用意した1万2000個が完売した。

 中央公民館ではカキとニラを産地価格で販売。カキは殻付き25個入りの箱を2000円で提供。1束100cのニラは1万8000束用意したが、どちらも次々と売れ、午前中で売り切れるなど大盛況。

 知内町ニラ生産組合の石本顕生組合長は「厳しい寒さの影響で無加温栽培のニラの生育が遅れていたが、ここ数日の好天で遅れを取り戻すことができた。イベントに間に合って良かった」と胸をなでおろしていた。

 実行委では来場者を約5000人と見込んでいたが、予想を大幅に上回り、過去最高の人出となった。大野幸孝町長は「町内外から多くの人に足を運んでもらい感激している。カキとニラが安心、安全な食品として認知された証しであり、生産者の努力のたまもの」と話した。

 初めて会場を訪れたという函館市の会社員、三浦敏也さん(52)と妻の江美子さん(51)は「焼きガキをたくさん食べた。新鮮なのでおいしかった」と笑顔で話していた。

提供 - 函館新聞社


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