台湾の高校民俗舞踊団 市内中学生と交流

update 2011/2/18 11:19


 七飯町文化センターで20日に開かれる「わいわいファミリー音楽祭」に出演するため来函した台湾の光啓高校民俗舞踊団「ゲロアイ・ア・ガバ」のメンバーが17日から、函館市内の中学生らと交流を図っている。

 同民俗団は台湾の先住民「アミ族」出身の同校生徒で編成する舞踊団。生徒12人と引率教諭らが16日に函館入りし、17日は同音楽祭を運営するトラベリングバンド「ひのき屋」のメンバーとともに亀田港保育園と道教大附属函館中学校を訪問した。同中学では、同音楽祭に出演する音楽部の生徒約50人と交流し、本番で上演する演目を互いに実演。同舞踊団のメンバーは祝いごとで歌われる曲など3曲を歌ったほか、同音楽部の演奏に合わせ即興でダンスを披露した。

 また、メンバー、部員が一緒になって台湾式の掛け声を発声し、本番に向けて意気込みを新たにした。

 音楽部の藤澤奨馬部長(2年)は「自分たちと一味違う音楽で楽しかった。本番が楽しみ」とし、同民俗団の潘燕琳(パン・ヤンリン)さん(18)は「音楽を通して一緒に交流できて心から感動した。本番では思い出に残るよう一生懸命踊りたい」と話していた。

 18日は市内や七飯町内の保育園を対象にした公演のほか、函館大谷短大子ども学科の学生との交流が予定されている。

提供 - 函館新聞社


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