江差なべまつり N−1開催、奥尻ちゃんこ初代グランプリ 

update 2011/2/15 10:50


 【江差】12、13の両日に開かれた「第11回 冬 江差美味百彩≠ネべまつり」(江差観光コンベンション協会主催)では、鍋料理の人気を競う「N―1(ナベワン)グランプリ」が初めて行われ、奥尻島観光協会の「奥尻ちゃんこ」がグランプリに輝いた。

 イベントでは、町内をはじめ、上ノ国町、厚沢部町、奥尻町、松前町などから、趣向を凝らした35種類の鍋料理が出品された。会場中央の投票ブースでは、空容器を積み上げる形で、来場者お気に入りの鍋料理に投票。両日の投票総数は2285個に上った。

 ゴッコ(ホテイウオ)の切り身やホッケのすり身を野菜類とともに煮込んだ「奥尻ちゃんこ」は、独特の風味が人気を呼び255票を獲得。同協会から、優勝カップやハートランドフェリーの往復ペア乗船券などの賞品が贈られた。

 江差町の法華寺通り商店街にある住民交流スペース「寄来所(よっこらしょ)」が出品した、知内産ののカキをふんだんに使った「カキ鍋」は156票で2位に。2年連続で留萌市から出場した「萌留(もえる)B級グルメ研究会&おいしんぼクラブ」の「るもい萌え鍋」は131票で3位入賞。新鮮なエビをトマト味のスープで仕上げたオリジナルの鍋料理が好評だった。

 同協会によると2日間の来場者は約4000人。打越東亜夫会長は「函館からのバスツアーをはじめ、渡島管内や札幌など道央圏からも大勢の来場者があった。農水産物の地産地消につながる取り組みとして、今後もイベントの魅力化を図っていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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