温暖化への思い 砂に込め ラ・サール高生ら制作
update 2011/2/15 10:49
京都議定書を大切に守っていこう――。函館ラ・サール高校の生徒らで構成する環境問題研究会(菊間一柊会長)が14日、大森浜(函館市湯川町3)にサンド(砂)メッセージを制作した。
同校のピーター・ハウレット教諭がNPO法人南北海道自然エネルギープロジェクトの代表理事を務めており、生徒らに声をかけて行っている取り組み。京都議定書が発効したのは2005年2月16日で、この日を記念して毎年今時期に実施している。
今回のメッセージはハウレット教諭のアドバイスのもと「LOVE KYOTO」に決めた。「京都議定書を愛せよ」と、議定書を大切に守っていこうという思いが込められている。メンバー15人、浜辺の寒さが身にしみるなか、約2時間作業に取り組んだ。海水を含んだ砂をザルで固めて文字を刻んだ。完成したメッセージは約30bの長さ。メンバーらは砂浜に完成したメッセージに満足そうな表情を浮かべた。
同高2年生の菊間会長は「温暖化は進んでしまうものだと思う。しかし、なにも行動を起こさなければ変われない。地道な活動・呼び掛けから意識を変えていければと思う。この思いを後輩たちにも引き継ぎ、続けていけたら」と話していた。
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