あったか料理に舌鼓…「なべまつり」開幕

update 2011/2/13 10:21


【江差】真冬の江差を彩る一大イベント「第11回 冬 江差美味百彩=iびみひゃくさい)なべまつり」(主催・江差観光コンベンション協会)が12日、江差町本町の旧生涯学習センター体育館で開幕した。連日のように厳しい冷え込みが続く中、屋内の会場では大勢の来場者があつあつの鍋料理に舌鼓を打っていた。

 会場には、町内をはじめ上ノ国、奥尻、松前の3町、留萌市などから参加した、飲食店や市民グループなど27団体による、和・洋・中の鍋料理35種類が勢ぞろい。大勢の来場者が、新鮮な海や山の幸を生かした数々の食べ比べを楽しんだ。食べ終えた空容器を積み上げて、その数で鍋料理の人気を競う「N―1(ナベワン)グランプリ」では、新鮮なエビをトマトベースのスープで味付けした「るもい萌え鍋」(萌留B級グルメ研究会&おいしんぼクラブ)をはじめ、「奥尻ちゃんこ」(奥尻島観光協会)、知内産の新鮮なカキをしょうゆ味の汁で仕上げた「カキ汁」(本町寄来所)などが人気を呼んでいた。13日の投票結果を集計してグランプリが決定する。

 打越東亜夫観光協会長は「11回目を迎えたなべまつりは、冬の桧山を代表する食のイベントとして定着した。地元の農水産物の消費拡大に向けて、今後も上り調子で継続していきたい。13日も大勢のお客さまに心ゆくまで鍋料理を味わってもらえれば」と話している。

 入場無料。2日目の13日は午前11時から午後2時まで。鍋料理は全品1杯300円。1杯につき道南産のコメなどが当たる抽選会に参加できる。会場では、正午から、第17回江差追分全国大会優勝者の萩原克彦さんの民謡ショーと、道指定無形民俗文化財の江差五勝手鹿子舞を上演する。午後1時からは、地元有志によるもちつきとお汁粉の無料サービスもある。問い合わせは協会事務局TEL0139-52-4815。

提供 - 函館新聞社


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